【大雨】思えばNYはひどかったが実は心の底では羨ましい

ひとりごとコラム

つくづく東京はすごい街だと思う。夕方から翌日昼近くまで大雨が降り続いていても、さほど大きな混乱はなかった。水が浸かったアンダーパスにトラックが突っ込み、身動きが取れなくなるなどはあったけれど、それは突っ込んだ方が悪いのであり、インフラそのものに決定的な欠陥があったわけではない。

土砂降りの早朝、タクシーに乗り会社に向かう道中、側溝に収まっていく大量の雨水をみながら、そういえばNYは酷かったなと思い出した。

そもそも、道路が平らではない場所が多いから、あちこちにかなりの深さのある水たまりができるのだが、水も汚すぎて道路と色が同化していて、アスファルトだと思い足を進めたら、ドボン、なんてしょっちゅうだったし、水処理能力が追いつかないら地下鉄の階段には滝のように水が流れ落ちる。

それでもまだいい方で、雪ともなればまさに街は「ロックダウン」。全交通は止まり、道路のあちこちに車が乗り捨てられる。脇に寄せられる、という配慮はなく、遠慮なく道路の真ん中に乗り捨てられている様子はまるで映画「ザ・レジェンド」そのもの。古いか。

東京では警察が駆けつけ必死に車を移動させようとしている姿が美しかった。

この東京の「インフラ整備」は本当に素晴らしい。

ただ…雪が降ると分かれば鉄道もタクシーも全部止まり、マンハッタンの道路のあちこちにそれらを乗り捨てて放置し、会社がほぼすべて休みになるという社会も、実は嫌いじゃないけれど。

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