ニセコヒラフスキー場は、花園スキー場と接続していて、山頂付近から滑っていくことができます。リフト券も共通。
ずっとヒラフで滑っていたのだけれど、娘(8)も滑ることができるコースはないかな、と一人で下見に行ってみたら…衝撃の光景が広がっていたのでした。

欧米か!リゾートホテルがドーン
その佇まいは圧巻でした。
滑り降りていくと、視界に入ってきたのはゴンドラ乗り場を取り囲むようにして佇む巨大なモダンなホテル。
「なんだあれは!?」
のちにそれは、ハイアットが手がけた「リゾート」と知ることになるのですが、あまりに大規模。統一されたデザインのモダンなホテルがゲレンデを取り囲みます。

そしてただ、トイレに行きたかっただけなのに…乗り場近くのレストランに入ってみたらそこはまるで海外。外国人だらけのオシャレレストランに思わず立ち竦みました。衝撃的すぎて、板と共に外に置くのを忘れ、うっかりストックを持って入ってしまった…

ちなみに、いわゆるカレーや丼ものが食事としてありましたが(欧米人好みにアレンジされている)すべて2000円前後。高い…
ホテルの中は…ミッドタウンを思い出しました
ホテル内はほどよい暖かさに保たれ、いい香りが。洗練された家具が揃い、ゆとりある作り。至る所にバーなどがあり、もうどこでもリラックスできる感じ。
なにより、高級感が半端ない。そして、客の8割以上が外国人。

ここは北海道はニセコのはずなのに、完全に海外の高級ホテルに迷い込んだ感覚に。真っ先に思ったのは「日本の観光地が乗っ取られている…」これほどまでに、日本は経済力が弱くなってしまったのか。ここは日本人としては、日本資本にドーンと開発してもらいたかったのだけれど…

駐車場の脇では、もうひとつ、デカい建物の建設工事が進んでいました。

リフトまでもが高級
そそくさとトイレを済まして、リフトに乗り込んでみたら…6人がけの巨大最新リフトが。シートは革張りで、クッションが効いてほどよいやわらかさ。真っ先に感じたのは、まるで映画館の高級シート。

外国資本が本気を出して開発すると、リフトまでこうも変わってしまうのか…もちろん、外気はほぼ完全にシャットダウンされて、ほどよい暖かさに。座り心地もよく眠くすらなってしまいました。

私たちはどこで楽しめば…
シャトルバスの表記は英語がメイン。見渡せば、外国人スタッフだらけ。もちろん、そこにいるお客さんも外国人スキーヤーがメイン。

恥ずかしながら…僕は「高い!」と思い、泊まることを検討すらしなかった場所には外国人がわんさかいるという事実。それなりの企業に勤めているつもりだったのだけれど、気がつけば日本はこうも外国からみたら「安い」国になってしまったのか…

この先、日本各地の「有力な観光地」は外国資本に買い叩かれ、外資の手によって、外国人のために開発されていくのでしょうか…このニセコの街をみて、空恐ろしくすら感じたのでした。

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