【通院開始】朝イチから暗い行列で6時間待ち

男からみた妊活

新宿の病院に決めたのは、評判の良さに加え、夫婦ともに通いやすかったため。

特に当時のデカ丸の仕事は報道記者として朝から晩まで時間がむちゃくちゃ。
自分で時間のコントロールなんてほぼできません。
だから、少しでも通いやすいところにしておかないと、日時を指定されて病院にいかねばならないときに、自分の首を絞めることになります。

まずはお互い、あらためて検査を受けなくてはいけません。

主に血液検査、性病検査など。

HIVに感染していないか、性病を患っていないか、特に女性は妊娠するに際して障害となりうる病気等はないか。

普段の生活の中で、これらの病気などを意識したことがないからあらためて文字で書かれるとドキッとします。結果はいずれも陰性で、わかっていたとはいえ、こうした病気が自分にもありうるという現実にショックを受けました。なんというか、意識していなかったということは、危機意識も当然なかったわけで、でも、現実にはこの段階で弾かれる人たちもいるわけですよね。当然、自分たちにもそのリスクはゼロではないんだ、という当たり前のことに気づかされたのでした。

そして、通院しているひとの多いこと…デカ丸にとって衝撃の光景でした。

受付開始は午前7:30から。そして診察は午前8時から。
朝イチで二人でいったのですが、待合室には10人以上の女性たち。男はみな精子採取のために来ています。スーツ姿の男性もいたので、仕事前に来ているのでしょう。デカ丸もそうでした。

というか、朝イチですでにこれだけのひとたちがいるとは…不妊治療は40代前後が多いのかなぁと漠然とおもっていたら、見た所わかめ(30代前後と思われる)のひとたちもたくさん来ている。

これだけ多くの広い世代のひとたちが悩んでいたとは、その現実にも衝撃を受けました。
そして、表情が暗い…私たちのように初日のひともいれば、なんども通っているひとたちもいるのでしょう。バーゲンセールに並んでいるわけではないのだから当然とはいえ、みな悩んでいるひとたちだから、もう待合室がなんとも言えない重い空気。共通の深刻な悩みを持っていることがわかっていますからね。

子供なんて、もっと簡単にできるものだと思っていた自分を、これまた恥じたのでした。

ちなみに初回は予約ができるので10人程度の列でしたが…その後は…日にちを指定されて通うのですが、待合室は数十人の女性たちで満席状態。5、6時間待ちなんてざらの日々になるのです。

さて…さらにシビアなお金の話ですが…通院するたびに数万円、ステップアップしていくに従い、その金額が10数万円単位になっていく、文字のごとく「お金が飛んで消えていく」状況は次回に。

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