【病気】けいれん起こし泡を吹いて白目に「躊躇なく救急車を」

ひとりごとコラム

チビ丸がまもなく2歳になろうとしていたとある11月の夜、突然、熱が出始めました
小さい子はすぐ熱を出すし、大人とちがって簡単に40度近くになってしまったりしますよね。

だから、慣れていたとはいえ、この日は違いました

寝室で一緒に寝ていたチュウ丸から、悲鳴のような声が聞こえました。
「けいれんしている、どうしよう。反応がない!」
また、大げさな、と思い、リビングからよっこらせと向かってみると、確かにぐったり度合いが半端ない。
あきらかにこれまでと違う。
けいれんしていて、白目。
さすがにデカ丸もびっくりして、抱き上げて一生懸命名前を呼びますが、まったく反応がない。
そのうち、泡を吹き始めました。

チュウ丸はパニックに。

僕もさすがに焦りましたが、混乱状態に陥りなにをしていいのかよくわかっていないチュウ丸をみて、逆に冷静になりました。普段、ニュースの現場にかけつることが多い仕事ですが、まさか我が家が「現場」になるとは。

チュウ丸が「救急車を呼ぶ」と叫んだとき、さすがに僕は一瞬、躊躇したんですよね。だって、普段の生活の中で救急車を呼ぶ、ってかなりレアケース。ものすごい緊急事態な感じしませんか。しかし、僕の腕の中でぐったりして、相変わらず呼びかけに応じない顔面蒼白の娘をみたら、そうも言っていられず、いや、むしろ確かにいまが緊急事態だ、と思い直し「はやくそうして」と伝えたのでした。

それからほどなくして救急車が到着。

その頃にはけいれんはおさまっていたのですが、普段現場で見慣れていたはずの救急隊員ですが、こんなにも頼もしく思えたことはありませんでした。

隊員とマンションの警備員に囲まれて、担架で運ばれるちいさなこども。

救急車にはチュウ丸が同乗、入院となったら帰る足がないので、デカ丸はマイカーで救急車のあとにつづきました。赤信号は進めないので、すぐ引き離されましたけれど。

結論から言うと「熱性けいれん」だったのですが、医者からは「救急車を呼んで正解。このようなときは躊躇なく救急車を呼んで」と言われました。

なぜならば、けいれんがもし長く続いた場合、それは小さな子供が発症しがちな今回のような「熱性けいれん」ではなく、命に関わる髄膜炎や脳炎の疑いも出てくるからです。そのため、けいれんが出た場合は、すぐさま病院に来て欲しい、とのことでした。これらは血液検査をして判断します。ちなみに「熱性けいれん」は自然と回復するそうです。

このときチビ丸は肺炎も起こしていたので、そのまま入院。思いがけず突然、こどもが我が家からいなくなり、とても寂しく不安な夜を過ごしたのをいまでも覚えています。

もちろん、翌朝は朝イチでぬいぐるみやおもちゃをもって病院に駆けつけました。

本当に、この国でよかったと当時思いました。こんなに早く救急車がかけつけてくれて、すぐさま病院に運んでくれて、なんて頼もしいのか、と。

だから、「けいれん」がでたときは、どうか躊躇なく救急車を!

※写真と本文は関係ありません!バーバの家でくつろいでいるだけです。

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