男性は個室に入り、ビデオを見るなり、雑誌を見るなりして自分でします。
プラスチックのコップ(もちろん蓋つき)を手渡され、自分でそこに流し込みます。
これまで“物心ついた時”から隠れてひとりでしていたことを、「はい、では自分でやって、このコップにいれて、提出してください」と大の大人になってから言われ、場所を指定され、やるのです。
こんなこっぱずかしいことはありません。もはや価値観の崩壊。
でも、やるしかありませんし、恥ずかしがっている場合ではない。
「ここは病院。みんなやってる」
と自分に言い聞かせてやるしかないけれど…でもやっぱり内心、すれ違う医者や男性患者らに「こいつひとりでそこでやったんだ」なんて思われてるんだろうな、と思いながら部屋へと行くのです。
それは自分に置き換えたらわかることでしょう。
これを読んでくれている方が女性だったら、置き換えてみたらいいのです。
「では、その部屋でこれからひとりでして、綿棒でぬぐってまた戻ってきてください」
と言われ、周囲のひとたちにひとりHするのがばれている上で、部屋に通されるのと同じです。
ま、ともかくも、やるしかないし、個室へと入ったデカ丸。
目の前には小型のモニターとプレイヤー(HDD内蔵)。
どうやらAVはそのプレイヤーのHDDに入っている模様。
ヘッドホンを装着し、再生してみると…もちろんモザイクは無し(笑)
「おーやっぱりアメリカはモザイクないんだ」
なんて、変なところに感心しながら再生し続けてみると、2時間とむちゃくちゃ長い!
どんだけ時間かけてするんだよ!
と突っ込みつつ、でも逆に時間がかかっても恥ずかしいので(「どんだけ楽しんでんだよ」と思われるような気がしてならない)、早送りしてその内容をみてみて、納得したのでした。
バリエーションが半端ない。白人、黒人、メキシカン、さらにはヨーロッパの方々やアジア人など多種多様な”出演者”の作品が用意されていました。これは人種のるつぼのアメリカならでは。患者の人種が多様だから、その文化に合わせて用意されているんですね。
アメリカってめちゃくちゃ雑で大雑把な国なのに「なんでここだけこんなサービス精神たっぷりやねん」と心の中で突っ込み、とりあえずめちゃくちゃ早送りでその全シリーズを見てみたデカ丸だったのでした(苦笑)
その後、まぁなにを観たかはさておき、無事採取はでき、いそいそと部屋をでて、提出。
数日後の結果を待つこととなったのでした。
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