【季節物】ハロウィンなんてくだらないと思っていたけれど

ひとりごとコラム

そのむかし、NYに住んでいたのですが、ハロウィンに対する思い入れって、アメリカ人すごいんです。

文化としてのハロウィンなので、もう、街をあげてのお祭り。
マンハッタンの家々は、外見からすごいことになっていて、蜘蛛の巣をあちこちに這わせ、玄関には見るからにおそろしい怪物みたいものを飾り、なかには人が近づいたら反応して暴れる巨大な蜘蛛を置いたり、と、もう半端ない。

パレードのときは、親子共々仮装も本気。デカ丸の率直な感想としては「金かけてるなー」(笑)

しかも創意工夫がすごくて、街中の「ゴミ箱」とか「ポスト」とか「郵便局員の車」とか、「あーー街中で見る見る!!」とみんなが納得する、でも、「それハロウィンでするか!?」みたいなものを、完成度超高めで披露してくる。親子共々街をあげてのお祭りなんです。

翻って日本に目を向けてみると「文化」という側面よりも、「なんか海外で流行っているおもしろいのがあるからやってみよー」みたいな軽いノリを感じてしまうんですよね。文化って流行モノとは違うから、デカ丸はどうも日本のハロウィンは苦手。

芸能人やタレントの「ここまでやりました」的なこれみよがしなコスプレも、見ていて気持ち悪い。「どう私?」みたいな思いが透けて見えて、なんかどれもこれもお腹いっぱい。誰かを楽しませる、というよりも、自己アピールのほうが強すぎる。

だから、数年前、チビ丸にハロウィンで仮装させたいとチュウ丸が言った時、ものすごく冷ややかな思いしかなかったんです。その文化を理解した上でのものなのか?とか、ひねくれた思いしかなかったんです。

でも…子供はやっぱりとても楽しそう。アニメや映画でみた憧れのプリンセス、ヒロインになりきれる。親がみていてもとてもかわいい。そういった意味合いからすると、お祭り騒ぎに乗じてこどもを楽しませてあげるのも、それはそれでいいなと感じたのだけれど…

でもやっぱり商店街が「町おこし」的にガンガンこどもにお菓子を配ったりてのもなんか違和感。

なんなんでしょうか、このモヤモヤ。やっぱり、この国の「文化的」にはどうも違う気がしてならないんですが…といいつつ、去年はアナ雪の「オラフ」、今年はトイストーリーの「バズ」、とチビ丸からデカ丸へのコスプレ「圧」が毎年続いており、それをかわすのも、来年あたりは限界なのではないかと感じているのだけれど…

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