【記憶力】信頼関係の真髄をこどもから学ぶ

ひとりごとコラム

こどもの記憶力なんてたいしたことないだろう、とチビ丸が生まれる前は思っていたのですが…こどもの記憶力って、ものすごくいいんですね…

というか、まず忘れない。

寝る前に何冊かベットで絵本を読んであげたあと、「もう一冊絵本読んで〜」とねだるので、「じゃ、あすは3冊読んであげるから」と適当にごまかして寝かしつけたら、次の日の夜、ちゃんと覚えている。

「3冊読んでくれる、っていったよね?はやくベッドいこ」

ほかにも、デカ丸がいったことはぜんぶちゃんと覚えている。

「きょうはビール飲まない、っていってたよね?」
「きょうは自転車でおくってくれる、っていってたよね?」
「お菓子、きょう買ってくれるっていってたよね?」
「ディズニーランド、いついくの?いくっていったよね?」

全部覚えています。たとえそれが数週間前の約束だったとしても、ちゃんと。自分で言ったことを10分後に忘れてしまうデカ丸からしたら、もはやうらやましいレベル。

やはり、私たちおとなの世界に比べれば、とても狭い社会の中で生きているからこそ、そこで交わされた約束とか、話したことととか、起こったこととか、全部覚えているんだ、と思うんですよね。何度会っても、チビ丸の同じクラスの子は完全に名前覚えられないけれど、チビ丸は上のクラス、下のクラス、完璧に名前覚えています。

だから、適当なことは言えない。いろいろな約束は、すべて彼女にとって次の日の「期待」
言ったのも自分だから、反故にするわけにいかない。

この歳になると、社交辞令だったり、その場の空気でお互い交わした口約束だから、と翌日には忘れていたりするけれど…チビ丸との「約束」は必ず果たさねばならぬから、何気ない会話のなかでも、「その約束は、僕はちゃんと果たすことができるのか…」と自問自答しながら、会話しています。

そんなまっすぐな関係が、汚れきった(苦笑)おとなの会話にまみれた日々のデカ丸としては、新鮮だなぁ、としみじみ思うのと同時に、本来人と人の関係ははこうあるべきなんだろうな、と思うのでした。

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