那覇空港から車で1時間ちょっと。本島の西側に位置する日航アリビラは1994年に誕生。すこし古い気もしたのですが…コロナの影響か、激安になっていた(大人2人、こども1人・食事なし 1週間滞在で10万3000円!)ので遅めの夏休みでいってみることに。
こどもが遊べる場所は?コロナ対策は?果たして。
小さなこども連れが大半
withコロナ時代のいま、こうしたリゾートホテルの利用客はどういった世代が多いのかと思ったのですが…8割くらいが小さい子(その大半が未就学児と思われる)を連れた家族連れ。あとは、ご高齢夫婦、や20代のカップルなど。
聞こえてくる会話からして、関西方面からのひとたちが多かったように思えました。外国人客はほぼゼロ。いるとしても、アメリカ人(米軍関係者と思われる)と日本人女性のカップルとか。

時期的な問題もあるとは思うけれど空いてます
ホテルスタッフはもちろん、利用客は全員館内ではマスク着用。さすがにプールやプールサイドでは…と思ったのですが、1週間の滞在中、ひとりだけマスクつけながらプールに入っている女性もいました。逆に異様だったけれど…
プールは小さめだけれど…
子供が沖縄で遊ぶと言えば…まずなんといってもプール。コの字型の建物の中央に位置しています。水深は1m20センチほど。でも一部浅くなっていて、身長110cmのチビ丸でも立つことができて、「立てるよー!」と喜んでいました。

日航アリビラのプール
奥には、おそらく昔バーとして使われていたであろう小さな洞窟が。そこは直径5mほどの円形になっていて、水深は60センチほど。入り口には滝があり、未就学児の子供達は全員、キャーキャーいいながら滝に突入。もちろんチビ丸は連日、滝行きを希望。このくらいの歳の子はこれで喜んでくれるので助かります(笑)ここだけ、プールの水深が浅いのも安心です。

バーの入り口にある滝
プールサイドで使うリクライニングチェアは「消毒済み」と看板があるところに山積みになっているところから自分でもってきて空いているところに設置。片付けも自分でしなければなりません。すこし重いので少々面倒。
タオルは滞在者は無料で利用可能。プールサイドに置いてあります。電動の空気入れも用意されていて、浮き輪などの持ち込み遊具には自由にいれることができて便利でした。

チェアは自分で用意・片付け
ちなみに、もっと小さいこども用に、大人の足首程度の水深の水遊び場も。1、2歳の子供たちが楽しそうに遊んでいました。
30秒でビーチにGO
プールサイドの階段を降りていけば、目の前にはホテルのビーチが。ネットが張られていて、クラゲの侵入を防いでくれます。

ホテルの目の前に広がるビーチ
滞在者はパラソルとリクライニングチェアを無料で利用可能です。有料にしているホテルが多い中、これは嬉しいですね。ハンモックが木陰に設置された、有料区画もありましたが、私たちは無料のパラソルを借りました。というのも…荷物置き場として利用したのみで、ほぼずっと海にいたので…
ほんとに多少ですが…魚もいます。でも、ほぼいないと思っていたほうがいいかも。見れて数匹。色鮮やかな熱帯魚みたいなのはいませんでした。

ビーチサイドのテラスで軽食も
波はおだやかで、浅瀬が続くので小さなこどもを海に慣れさせるにはちょうどいいかも。
ちなみに、こちらでも、「消毒済み」看板のところにあるチェアを自分で設置しなければなりません。片付けもセルフで。

ビーチパラソルとチェアは無料
ビュッフェでは衝撃のコロナ対策
食事の選択肢はいくつかありますが、我が家が利用してみたのはビュッフェ。トングなどを介して不特定多数のひとたちが間接的に接触することになるので、多くのビュッフェの利用が停止されるなか、強気に営業。

ホテル内のビュッフェ
さてのその感染対策はというと…入り口で、ビニール手袋を配布!「トングなどをもつ利き手だけでいいので手袋着用を」とのこと。そして、「食事をとりに行く際のみ、マスク着用を」との説明でした。食事の最中は手袋を外しても構いません!
肝心の食事ですが、お寿司は普通でしたが(失礼)、中華のほか、目の前で調理してくれるお肉料理は美味しかったです。しゃぶしゃぶは肉固め。厳しめに言って全体的に70点くらいでしょうか。ホテルから出るのが面倒な日に利用するのもありです。

ビュッフェの一例
デザートもあり、ソフトクリームを作れるので子供は喜びます。

デザートビュッフェ
ちなみに、飲み放題も設定されていて(90分・大人2100円など)、酒好きなデカ丸としては「お!」と思ったのですが…グループ全員が利用しなければならないとのこと。なんと子供(4歳~6歳は650円 ソフトドリンク飲み放題)も…子供にそんなにジュースばかり飲ませたくないし(自分はお酒飲むのに…ですが)、なにより妻のチュウ丸はほとんどお酒飲めないので、あまりにコスパが悪いため断念。ここはどうにかしてほしいところでした。

飲み放題は「全員参加」
コロナが心配なら部屋でお弁当も
すこし高めにはなりますが、お弁当もいただいてみました。石垣牛のステーキご飯(4000円)とこども用・唐揚げ、エビフライ、ポテト、ごはんなど(1300円)を注文。30分ほどでできあがるので、自分でレストランに受け取りにいきます。
なぜこれにしたかというと…とある日、ご高齢夫婦が「今夜もこのお弁当にしましょうよ」という会話を、めざとく聞いていたチュウ丸が「二日連続で注文するということは、よほど美味しいのでは…」と感じたから(笑)

お弁当はうまかった!
事実!石垣牛尽くしはとてもおいしかったです!滞在中、周辺の焼肉屋さんとか定食屋さんにランチやディナーで行ったけれど…これが一番うまかった…期間によってお弁当の種類も変わるかもしれませんが、この石垣牛弁当はオススメです。
館内のショップで使える「1000円券ゲット」
最近、いろいろなホテルで目にするサービスですが、アリビラでも「ノークリーニング」サービスがありました。
こちらは、タオル・シーツ交換、ゴミ捨てなど、いわゆる「室内清掃」のすべてを断ると、一日につき1000円の館内利用券をいただけるもの(ただし、衛生上2日連続まで)

宿泊した部屋
我が家は…清掃→ノークリーニング→清掃を繰り返し、結局3000円分ゲット。ビュッフェのほか、館内のお店でお土産物を購入した際に利用しました。ちなみに、館内のお店にはお菓子やぬいぐるみなどのお土産もののほか、お菓子やお酒も。ちょっとしたコンビニのような感じで便利でした。

館内の土産物屋
駐車場や屋内プールは有料
今回、旅程が9月だったため、台風襲来の可能性もあるかもとおもい、屋内プールもあるアリビラにしました。こどものテンションを上げるだけ上げておいてプールにいけない、なんて目も当てられないですからね…沖縄という場所柄、なかなか屋内プールがある手頃なホテルがないなか、たどり着いたのがアリビラでした。
沖縄に住む親友夫婦が私たちの日程に併せて泊まりにきてくれたのですが、奥さんがこの屋内プールを利用してみたところ「極楽だった」そう。ジャグジーやサウナもあり、優雅な時間を過ごせたようです。
駐車場はホテルから道路を挟んだ目の前にありますが、こちらも有料。1滞在につき1000円です。

アリビラの中庭
手頃な値段なので割り切った
沖縄ではリッツ・カールトンに宿泊したこともあるのですが、正直にいうとやはりそうした高級ホテルと比べてしまうとサービスには差があります。
たとえば、車内ででたゴミを捨てるために、ホテルに持ち帰ったところ、あきらかなゴミ(空き缶とか)なので「捨てておきましょうか」など声かけをしてくれても…と思ったり、午前中はずっと廊下に何台もの清掃用のゴミやシーツをまとめるカートが並んでいたり…プールでも椅子の片付けなどは手伝って欲しいとも感じました。女性には重いですしね。やはり高級ホテルはかゆいところに手が届きまくるんだなぁと改めて実感。でも、値段が値段だからそれは仕方ないか、と割り切りました。もちろん、スタッフの皆さんはとても親切で気持ちよく滞在することはできたので、カジュアルな旅行ではちょうどいいのかもしれません。
小さな子供連れにはぴったり
小学生以上のこどもだと退屈してしまうかもしれませんが、未就学児のこどもがいる家族にはちょうどいいかも、と感じました。プールはそれほど大きくないが故に、きちんと目が届きますし、海まで近いのもいいですよね。

毎日夕焼けが綺麗でした
那覇市内からいくとなると、その距離にうんざりしてしまう「美ら海水族館」までも車で1時間でいけますし、なによりサトウキビ畑を抜けた場所にある、このほどよい「田舎感」が旅行気分を高めてくれます。とはいえ、車で3分ほどの場所にスーパーとコンビニがあるので、買い出しに苦労することもありません。
カジュアル旅行におすすめです!
【日航アリビラ】
住所:沖縄県中頭郡読谷村字儀間600
TEL:098-982-9111
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