【いじめ】タワマン階層いじめから考えるこどもの育て方

ひとりごとコラム

我が家は40階建てのいわゆるタワマンです。
このタワマン内でいじめがあると、チュウ丸がママ友から聞いてきました。
高層階に住む小学生が、低層階に住む小学生とエレベーターに乗ったとき、そのフロアを手で隠したりする嫌がらせをすると。さらに、お互い何階に住んでいるのか意識して会話していたり。

聞いていてまったくもって嫌になる話ですが、親の育て方がだいぶ影響しているのでしょう。そういう価値観を植え付けているのではないかと。ただ、いじめはどこでも起こり得ます。

小学校でも、中学でも、高校でも、なんなら会社でもどこでも。ある一定の人数があつまる組織なら。去年、いじめを防止すべき立場の教師が、同僚をいじめていたこともニュースになりました。デカ丸も、中学生時代、いじめられていました。無視とか、教室の後ろ半分にくるな、とか、美術の時間の写生大会で外にいるときにひたすら石を投げられたりとか。

親に相談できる環境をつくってあげることが一番ですが、デカ丸は当時、両親にそのことをいうことはできませんでした。親に対して恥ずかしい、とか、申し訳ない、という思いを抱くんですね。こんな子供でごめん、て。だから、自分のことはどうにか自分で解決したい、と。それが面と向かって相手と戦うことにつながるならば、まだいいのだろうけれど…結局、我慢するしかない、とだまって受けいれる日々が重なり、そしてそれがいじめる側のエスカレートにつながり、不登校や最悪の事態につながっていく。

では、なぜデカ丸はそれを乗り切ることができたのか。

ひとつに、自分の好きなことをとことん極めていた、ということがあると思います。当時のデカ丸はとにかく家電好き(それがいじめを呼んだ可能性が極めて高いですが)。

中1のときにビデオカメラを買い、アナウンサーごっこをやったり番組を作るのが好きでした。定期的に秋葉原に通い、さまざまな冷蔵庫やテレビ、エアコンなどありとあらゆる家電のカタログを集めていました。当時はインターネットもなかったので紙のカタログを足で集めるしかなかったのです。三ヶ月くらいたって、新たなカタログが出ると、どの製品が消え、そしてどんな性能を搭載した製品が登場したのか、ワクワクしながらページをめくっていました。

すなわち、逃げ込む場所があったんですね。とにかく夢中になれるもの。そして「その分野においては僕は負けていない」という揺るぎない自信。

誰に何を言われようと、黒板にデカデカと「○○はビデオカメラおたく」と書かれて、いじめられようと。それが、なんだと。何も知らないくせに、言いたいことをいっていろ、と。

ここから繋がるのは、なんでもいいから子供に好きなことをとことんさせる、ということ。それはやがてその子の自信につながるから。それを決して押し付けてはいけない。自分がピアノをやってたからといって、あまり好きそうでもないのに押し付けてはいけない。注意深く、生活を観察し、じっくり会話をし、その子が本当になにをしたいのか、見極めてみる。そして、それをさせてあげる。

中学生のとき、毎年夏、関西に住む祖父母の家にひとりで帰省していました(祖父母のことが大好きでした)。そして、二人の散歩する様子とか、料理をしている様子とか、なんなら昼寝しているところとか、とにかくじーちゃんばーちゃんを撮影し、三脚を立ててベランダにたって背景をバックにリポートしたり、ひとりでクイズ番組をつくったり、と、連日「番組を制作」していました。

当時は、それがおかしなことだとは何一つ思っていなかったのですが、さすがに社会人になって振り返ってみたとき、相当おかしな子供に見えたんじゃないかと、ふと我に返ったんですね(遅い)。

そして、もういまは亡くなっていますが、この仕事に就くようになってから、ある日じーちゃんに聞いてみたのです。

「中学生のとき、ビデオカメラでひたすらアナウンサーごっこしていた僕のこと、おかしいとはおもわなかったの?」と。

そしたら、じーちゃんはいいました。

「変わったことをする子供だなぁ、と思っていた。でも、変わったことを好きなようにさせたほうが大物になる。だから、好きなようにさせていた」

そのじーちゃんは、寝静まったあと、スーパーインポーズ機能(撮影中に、ビデオカメラにあらかじめ記憶させておいた手書きの文字や絵を出して、実際の映像に重ねて撮影できる)を使って、禿げた頭にズラをかぶせさせられた映像を、こっそり僕に撮られたのだけれど。

 

好きなことをとことんさせてあげること。

それを、きちんと親が見極めて、選択肢を与えつつも、応援してあげること。たとえどんな趣味であろうとも。

そうすれば、多少の壁にぶつかることがあろうとも、自信をもって前に向かって進んでいけると思うのです。

ちなみに、デカ丸はこの仕事に就いてから、社内で家電好きの噂が広がり「デカ丸の家電製品ナウ」というコーナーを持つようになりました。「家電芸人」という言葉が広まる、数年前のことでした。

何事も極めれば、道は開かれます。

 

世界はオタクが救うのです。

 

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