【コロナ禍の旅】東京モンが沖縄を訪ね感じたこととホリエモン餃子店騒動

ひとりごとコラム

新型コロナが収束の兆しを見せない中、GoToトラベルに都民も加わり、いよいよ全国的に旅行が再開しました。9月末までの累計データでは2518万人(のべ泊数・一家四人が三泊したら、それで12人というカウント)がGoToトラベルを利用して旅したそうです。ちなみに、この数字はまだ東京の人が加わる前のことなので、その勢いはさらに増していることでしょう。

僕はふだん、国内旅行は一休を利用するのですが、都民が対象とされた日に、11月、12月、1月とそれぞれ、普段は行かないちょっと高級な旅館を予約しました。高級旅館どころか、コロナ前はほとんど箱根と軽井沢にある保養所ばかりでしたが(苦笑)安いし人が少ないんだもん…

いま見ると、そのすべての宿で平日含めて満室となっているので、おそらく都民が一気に予約したのではないかと思っています。予約したのは箱根、河口湖、伊豆。いずれもドライブで1時間半前後でいける距離。東京のひとたちにとってほどよい距離にある、観光地です。

こうした場所は「関東圏」として東京から人が来ることに慣れていますでしょうし、たとえば地元のスーパーやコンビニにいっても、僕らが東京モンかどうかなんて、多分よくわかりません。しかし、ぐっと離れて沖縄はというと…東京モンに限らず観光客は明らかに浮いています。そもそも服装がね…旅行感丸出しの場合がほとんど(笑)僕の場合だと…あきらかに浮かれていますし。

第一、移動は、レンタカーだからどこいにっても「地元の人」でないことは明らか。

なので…表向きはホテルも再開し、「このままでは観光業界がヤバイ!」なんて声も大きく聞こえてくる中、旅行に出かけることは「市民権を得た」けれども、本音では明らかに沖縄県民でない我々は歓迎されていないんではないか…と少し思ってしまっていたんですよね。

実際はというと…レストランは皆、歓迎してくれているように思いました。ものすごく優しいし、毛嫌いする様子はない(そりゃそうか)。おばぁがひとりでやっている食堂なんて、そもそもおばぁマスクしていないし、まったくなんにも気にしていない。もはやひょうし抜けするほど普通。むしろこっちが申し訳なくて、テイクアウトが出来上がるまで外で待っていました。ひとがいっぱいだったソーキそばのお店では、明らかに地元の二人組のおばちゃんが椅子を詰めて「こっちスペースあけてあげるから」と我が家三人組のために場所をつくってくれました。もちろん、誰がどうみても、我ら三人は沖縄県民には見えません。格好がそもそも旅行丸出しでし、普通、地元の人ならビデオカメラもってソーキそば店にはいかない。

でも、最低限の「マナー」は必要です。きちんと消毒して、マスクは着用する。ちゅら海水族館のロビーで、周囲に誰もいなかったので、耳が痛かったからすこしマスクを外していたら遠くからスタッフのおばちゃんに「マスクしてください!」と注意されました。館内はマスク着用が義務とされているので悪いのはもちろん僕です。でも、それだけやはり神経質になっているということでしょう。

少し前に話題になった、堀江氏の餃子店での騒動も、本人の考えは自由ですが、お邪魔している以上、相手の求めるコロナ対策はきちんとするべきです。それが明らかに“過剰”と感じたとしても、そうでなかったとしても、皆それぞれの尺度で新型コロナに対して神経を減りすらしています。彼の行動はあまりに無神経としかいいようがない。そもそも、そうじゃないとお互いが気持ちよくない。

だから…長々とこんなことを書いておいて、こんな普通の結論かい!と突っ込まれそうですが、旅をするのはいいけれど、やはり双方が気持ちよく出会うために…いまはきちんと感染対策を。そうすれば、地元の人たちも快く迎えてくれることでしょう。「客」なんだから、と甘えるのではなく「お邪魔します」という精神で。

 

 

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