【ダウン症】出生前診断と向きあう現実

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順調におなかのなかの子供が育ち、あきらかに妻の体型がかわっていく様子は、なんせお互い初めての経験ですから不安があるものの、やはり期待値のほうが大きくなるもの。

どんな顔してるのかな、無事うまれてくれるかな、そもそも出産て、どうなるんだろうか…

一方で、高齢出産という現実に向き合わなければなりません。

35歳以上は「高齢出産」というカテゴリーになるなんて、誰も教えてくれなかった。むしろ「晩婚化」なんて言葉がメディアを賑わせている現状からして、30代後半での出産は普通のことなんじゃないかとすら思っていました。勉強不足は否めませんが、むしろこういうことこそ、学校で教えて欲しかった…

高齢出産になると、ダウン症など染色体異常が発生する確率が歳を重ねるごとにどんどん上がっていきます。

それも、不妊治療の過程で知ったのだけれど。

そこで、出生前診断を行うことにしました。もちろん、するかしないかは夫婦の選択。別に診断しなくても構いません。

調べたらわかるリスクを調べない、という選択肢は私たちにはありませんでした。

ということで、出産予定の病院で診断を希望する私たちに対して、病院は頑なに「夫婦揃ってきてください」と主張。当時の僕は、朝から晩まで死ぬほど忙しくて、まったくといっていいほど自由時間がありませんでした。なので、病院側に「どんなリスクがあろうとも、なにがおころうとも、それはすべて承知しているので、とにかく診断に進んでください」と話しても、頑として受け付けない。会社に適当に用事をでっちあげて、どうにかして数時間時間をとり、妻と一緒に病院に赴いて、説明を聞いて初めて「夫婦揃って」の意味をしることになるのです。

私たちが受けた出生前診断はNIPTとよばれるもので、ダウン症に対する感度は99%。すなわち1%の確率で間違う可能性があるもの。ただし、母体に影響はありません。

一方、15週以降にけることができるもので羊水検査というものがりますが、これは感度100%。黒といったら黒。白といったら白。それ以外にありません。ただし、数百分の1の確率で流産か死産になる可能性があります。こどもの異常を調べるための検査で、流産になるなんて、本末転倒です。

しかし、なんでこんなにうまくいかないのか…100%をもとめたら、死んでしまう可能性もある。しかし、99%の確率でよければ、母子に影響を及ぼすことはない…

ではその99%のほうで、黒と出たら、どうすればいいのか。どんな気持ちでそれを受け止めていいのか、混乱しました。

しかし、現実的にはどちらにしても、早く受けることができるのは新型出生前診断。その結果を受けて、もし異常と診断されたら、羊水検査で確定診断をしよう、といわば「心の迷い」の部分は棚上げし、診断を決心。その説明を聞くことになりました。

この「説明」を夫婦揃って聞くことが重要だったのです。

説明を聞きながら「なんでもリスクは負う」なんて、診断のことなど全く知らないのに、よく言えたものだと、自分の言動を反省したのでした。

その説明とは…次回。

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